神の国に選ばれるために




◆説教個所:マタイによる福音書22章2〜14節

【背景】

「婚宴のたとえ」はその前に出てくる、「二人の息子のたとえ」と「ぶどう園の農夫のたとえ」と併せて三部作とされ、ほぼ同じことを語っています。それは、神様が神の国に招いてくださったにも関わらず、それを拒絶したイスラエルとそれを受け取った異邦人のことです。
こうして誰もが神の国に招かれるわけですが、その中から恵みに与る事ができるのはどのような人なのかということを学びましょう。

【ポイント】

1.神の国の恵みに与るために( 義の衣 )を身につけよう

王はしもべに命じて路上に出ていた人を片っ端から婚宴に誘いましたが、この席にふさわしくない者も混じっていました。それは王が用意した礼服を着ていない人たちです。
礼服を着るとは、義の衣を着ることであり、キリストご自身を着せていただくことです。イエスキリストを信じることを通して義の衣を身につける者になりましょう。

2.( 教会 )を通して神の国が実現される

   イスラエルの民から取り去られた神の国の恵みは異邦人に受け継がれ、それは現在、教会に託されているのです。だから教会こそ神の国の入り口なのです。しかし、教会に集うだけでは十分ではありません。婚宴に招かれた者たちが喜んでお祝いするように霊とまことを持って神を礼拝するものが神の国に選ばれるのです。

【まとめ】

 イスラエルの民はイエスキリストの受肉によって神の国の恵みが与えられたのにもかかわらず、自分の義を通すためにこれを拒絶しました。そして、今神の国は私達の内(教会)にあります。ところがクリスチャンでさえこの恵みに気付かず、目先のものを追い求めている始末です。神の国の恵みをしっかり掴み取りましょう。

【暗唱聖句】

 『 招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。』

(マタイ22:14)

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