民のために死を選ばれる主
◆説教個所:ヨハネによる福音書11:45〜57
【背景】
イエスがラザロを復活させたのを見て、ファリサイ派はイエス様を一層恐れます。このままではローマ帝国に支配され、滅びてしまうのではないかと恐れます。そのため彼らはイエス様の殺害計画を立てます。
【ポイント】
1.神の計画は決して( 揺るがない )
ラザロを癒したことによってファリサイ派の人たちは、このままでは自分の立場が危ないと察知して、イエス様の暗殺計画を建てるのですが、それは大祭司カイアファの考えではなく、主が与えた思いでした。イエス様が死をもって人々を導くという計画はいかなる時も変わらないのです。
2.イエス様に近づいて( 神の心 )を理解しよう
人には人の心が神には神の心があります。人の心とは自分の損得、自分のことしか考えられない悪意の心です。一方、神の心とは犠牲を払ってでも私たちを救いに導こうとする心です。私たちは信仰生活の中で、人の心ではなく、神の心を理解して、信仰生活を歩まなくてはなりません。
【まとめ】
イエス様の心を理解している人がいないというのが、このヨハネの福音書の特徴です。主の御心を理解しましょう。そして、正しく主に従うものになりましょう。
【重要聖句】
これは、カイアファが自分の考えから話したのではない。その年の大祭司であったので預言して、イエスが国民のために死ぬ、と言ったのである。(ヨハネ11:51)