最も大切な掟
◆説教個所:マルコによる福音書12:28〜34 安達 燎平 神学生
律法学者はイエスが様々な議論に対して、見事にお答えになる様子を見て、非常に感動してイエスの前に進み出た。そして「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」と尋ねた。イエスはその質問に対して、「神を愛すること」「人を愛すること」の2つの大切さを説かれた。律法学者はその2つが自分の持っていた答えと同じだったことに喜んだが、イエスは続けて「あなたは神の国から遠くない」とその答えを知っているだけでは不完全であると諭した。
【ポイント】
1.神様の愛を 「もう一度」 受け止めよう
クリスチャンの喜びは、「いつも神様に愛されている」ことです。私たち人間はそれすらも忘れてしまうものです。申命記では「座っている時、歩いている時、起きてる時、寝てる時」も神様の言葉を思い出すように書かれています。初めの愛に立ち返り、フレッシュな信仰生活を歩みましょう。
2.「愛知っている」から 「愛してる」 人になろう
知識で知っているだけの信仰生活は義務だらけでなんとも味気ないものです。特に誰かを愛することは自分を律して愛するイメージがありますが、まず思い出したいのは私たちは神様に愛された存在であることです。注がれた愛を注ぎ出す者でありましょう。