共同体の使命
◆説教個所:コリントの信徒への手紙 第一12:12〜26
【背景】
世の中はどんどん個人主義的になっていて、残念なことに教会の中にも個人主義が入り込んで、一匹狼クリスチャンが存在します。しかし、聖書は共同体主義、つまり神の家族であることを強調しています。家庭において父親には父親の、母親には母親の役割、使命があるように私たちは教会において使命が与えられているのです。何の使命感もなく、ただ礼拝に出席しているだけでは神の家族とは言えません。それぞれの使命を知ることが必要なのです。
【ポイント】
1.共同体における( 自分の存在 )を正しく自覚しよう
自分自身の存在の意味、自分の価値をしっかりと見極めなくてはなりません。それが曖昧なので「いてもいなくてもどちらでもいい」と思い、無責任な信仰の姿勢になってしまうのです。自らの価値を正しく認識しましょう。
2.共同体の中の( 自分の責任 )をしっかりと果たそう
自分さえ良ければいいというのは完全な個人主義です。一人暮らしならいつ食べて、いつ寝ようが、誰にも迷惑をかけませんが、家族がいる場合はそうは行きません。それぞれに責任があるのです。
【まとめ】
私たちはただ集まっているだけの教会(集まり)ではなく、共同体(運命共同体)なのです。良くも悪くも影響しあいながら生きていることを忘れない共同体の一員になりましょう。
【暗唱聖句】
「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」(第一コリント12:26)