父母を敬う
【母の日感謝礼拝】
◆説教個所：出エジプト記２０：１２、Ⅱテモテ１：５
【背景】
「父母を敬うこと」これは十戒の中に記された掟であり、従うべき神からの命令です。今や親の権威が喪失し、この当たり前と思えることが、当たり前ではなくなっており、なぜ敬わなければならないのかが分からない時代を迎えています。父母を敬うということを道徳的な意味だけではなく、信仰的な意味としてしっかりと理解しましょう。
【ポイント】
１．父母を敬うことを通して（ 信仰 ）を受け継がせよう
イスラエルの民の礼拝は現在のような教会に集まってではなく、家族単位で行われました。その中で家族は親を通して神様のみ言葉を受け、礼拝を体験し、祈りを学ぶのです。まさに信仰は親から継承されるものなのです。ゆえに、子が親を敬うという道徳的なことに従うだけではなく、両親からしっかりと信仰を受け継ぐことが大切なのです。
２．父母を敬う者には（ 人生の祝福 ）がある
父母を敬うことは良いことなので祝福されるという道徳的なことではなく、両親を敬う者は神に従うことにつながるので、必ず祝福を受けるのです。子供は両親との良好な関係を土台にして自らの人生を建て上げるのです。こうして親から自立して歩み出すこと、これこそ大きな祝福です。
【まとめ】
今、親の権威が失墜してしまい、親を敬わない子供が増えました。今こそ、敬われるにふさわしい信仰が必要なのではないでしょうか。親も子も互いに努力し、良好な親子関係を土台にして、良好な神との関係を築いて行きましょう。
【暗唱聖句】
「そして、あなたが抱いている純真な信仰を思い起こしています。その信仰はまずあなたの祖母ロイスと母エウニケに宿りましたが、それがあなたにも宿っていると、わたしは確信しています。」
