神の国に招かれる
◆説教個所:マタイによる福音書 20章1〜16節
【背景】
二週続けて神の国の恵みについてお話ししましたが、今日は神の国に招かれる人について分かち合っておきましょう。どういう人が神の国に招かれるのでしょうか。ぶどう園の労働者のたとえから学んで行きましょう。
【ポイント】
1.神の国には( 全ての人 )が招かれている
神の国に招かれるのは個人の能力や賜物ではなく神の憐れみです。特別な条件をクリアしていなくても全ての人が平等に神の国に招かれているのです。
イエス様が徴税人、遊女、異邦人と食事をしたように、イエス様の価値観はこの地上のものとは異なるのです。
2.神の国では自分が受け取った( 特権 )に感謝しなくてはならない
この物語はとても不公平感を持ってしまいやすい話ですが、それは私たちが自分自身を9時から働く労働者になぞらえて考えるからです。しかし、異邦人である私たちこそ夕方5時に来た者なのです。私たちは他の人が多くもらったことを嘆くのではなく、自分が受け取った特権を喜ぶことが求められているのです。
【まとめ】
神の国は神様がご自分の御心に沿って導かれます。それは常に神の思いのままになされるのです。そのことを忘れてはいけません。故に自分勝手な価値観を持ち出さず、全ては神様から受け取った特権であることを受け止めながら信仰生活を送りましょう。
【暗唱聖句】
『 自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。 』