通り良き管となる




◆説教個所:エステル記4:13〜16

【背景】

イスラエルの民はハマンの策略によって根絶させられてしまうという危機に瀕していました。そこで、養父モルデカイは王妃エステルに王に頼んでこのピンチから救ってくれるようにお願いするように命じられたのです。しかし、王妃といえども勝手なことはできず、王と話をするためには王から召されなくてはなりませんでしたが、エステルは王からの召しがありませんでした。しかし、モルデカイに励まされ、そのような状況の中でエステルは立ち上がったのです。

【ポイント】

1.自分の人生の中に( 神の計画 )があることを自覚しよう

エステルが王妃になったのは神の計画である。そして、この時のために神様が備えてくださったのです。全てのことに時があるのです。

2.神は( 信仰 )によって立ち上がる者を用いられる

信仰がなければ神に喜ばれることができません。エステルが神に用いられたのは美人だったかではなく、彼女の持つ信仰のゆえでした。神様は信仰のある者を祝福されます。

【まとめ】

エステルは決して自分の幸せだけを考えていたのではありません。自分の父の家、すなわち父の家を、さらにはユダヤ人全体の祝福のために命を捨てる覚悟をしたのです。自らを犠牲にしてでも民族を、共同体を守りたいと願う気持ちはまさしくイエス様と同じです。私たちもエステルの信仰に倣い、家族や友人たちの救いのために自分を犠牲する者でなくてはなりません。

【中心聖句】

「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」(エステル4:16)

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