信仰によって生きた人たち ①
◆説教個所:ヘブライ人への手紙11:4〜7
【背景】
ヘブル11章は信仰の勇者たちについて書かれている箇所です。今、ユダヤ教に逆戻りしようとしている読者にとって必要なものは、信仰による忍耐でした。彼らには必ず与えられると約束された神の祝福に期待して待ち望む必要がありました。しかし、苦しい現実を目の当たりにして神に従えるはずがないと彼らは思いましたが、ここでは苦しみに耐えて信仰によって神を信じ、神の啓示に対して応答し続けた人が紹介されているのです。
【ポイント】
1.信仰とは神様の啓示に( 応答 )することである
アベルは血の捧げ物を捧げること、エノクは信じたら死なないこと、ノアは船を作るという神様からの啓示を受けました。いずれも彼らの常識、考えをはるかに超越した啓示でしたが、彼らはその啓示に従うことを選択したことにより神に近づくことができたのです。
2.信仰者には( 新しい世界 )が約束されている
私たちが求めるべき世界とはキリストによって支配された神の国です。それは神の啓示に従う者には必ず与えられるゴールです。今はまだ目に見えなくても信仰者には約束されているのです。
【まとめ】
苦しみの中で信仰を持ち続けるためには霊的視力を養い、はるか遠くに
あるものを見る力が必要です。そのために必要なことは応答することなのです。神の啓示に応答して「アーメン」と応えることを通して神に近づく者になりましょう。
【中心聖句】
「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです。」