霊的成熟のカギ
◆説教個所:ヘブライ人への手紙5:11〜14
【背景】
前回は、キリストはアロンに勝るお方であることが証明され、メルキゼデクに等しい大祭司であることが語られました。しかし、この真理は少々難しいので、著者は一旦、この話を横に置いて、信仰者に対して『一人前の大人のクリスチャン』になることを伝えています。長年の信仰生活を送ってきて、何度も信仰の真理を学んだにもかかわらず、元の信仰(ユダヤ教)に逆戻りしようとしている人々に対して、大人になることを促しているのです。
【ポイント】
1.聖書を正しく学び、( 真理 )を学び続けよう
信仰生活の中で聖書を学ぶことは不可欠であり、それが終わることはありません。学びを通して聖書の真理を知り、自らの信仰が歪まないようにしなくてはなりません。
2.学んだ知識を( 実戦 )に移そう
知識は不可欠ですが、知識を知識のままで終わらせず、それを実生活に適用して、キリストを着て生きることが必要です。それが神の国の恵みに生きるクリスチャンなのです。
3.学んだ真理を( 伝える )者になろう
神が期待しておられるのは私たちが得た恵みを他の人に伝えることです。今、一対一の学びをしておられる皆さんは分かると思いますが、私たちは皆、他人に伝える役割が与えられているのです。
【まとめ】
信仰を停滞させないためには、生きた信仰生活を送ることが不可欠です。それが霊的に成熟するためのカギなのです。
【暗唱聖句】
「ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。」