神の国の価値観で生きる
◆説教個所:マタイによる福音書 9:14〜17
【背景】
宗教は形式的になりやすいものです。私たちも例外ではなく、信仰生活が長くなると、喜びや感謝がなくなり、形式化してしまう恐れがあります。当時のユダヤ教の三大行為は施し、祈祷、断食でした。しかし、それに従わないイエスの弟子たちに対してファリサイ人はクレームをつけてきたのです。それに対して語られたのが、今日のみことばです。この地上の価値観で生きるものと神の国の価値観で生きるものでは大きな隔たりがあるのです。
【ポイント】
1.神の国は( 人間の作った )価値観では受け止められない
私たちは神様をこの地上の価値観で受け止めようとするから、不具合を感じてしまうのです。神は大いなるお方であって、私たちの知恵や思いの中に収まる方ではないのです。
2.神の国の恵みを受け取るのは( 新しい人 )である
新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなくてはなりません。新しい皮袋でなければ受け止められないのです。神の国の恵みは新しい人(聖霊によって生まれ変わった人)でなくてはなりません。
3.神の国には( 力 )があり、世を打ち破る
神の国に生きるものには力があります。この世は悪の勢力で満ちていますが、それを打ち破るのが神の国の力です。神の国の価値観に生きることによって罪と死の法則に勝利する信仰生活を歩みましょう。
【まとめ】
神の国の価値観はこの世の価値観から脱却させ、勝利の信仰生活を歩ませる大きな力となります。いつまでも古い人ではなく、新しい人に生まれ変わることを通して、神の国の恵みの中に導かれましょう。
【暗唱聖句】
『 新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長もちする。 』